2013年 フライズドットコムオープン

グリップチェンジが奏功 首位発進したオバートン

2013/10/11 14:16

By Sean Martin, PGATOUR.COM

ノーボギー「64」でまとめ、今季開幕戦で単独首位スタートを切ったJ.オバートン(Getty Images)

ここ3カ月、ジェフ・オバートンはグリップの変更に取り組んできた。「フライズドットコムオープン」初日、そのグリップ変更が功を奏したオバートンは「64」でラウンドし、2位に1打差をつけ首位に立った。

「手首の調子が良くなかったんだ」とオバートン。「この2年ばかり腱炎に悩まされてきたけど、この新たなグリップによってバックスイングの時に手首をひねることなくスイングできるようになったんだ」。

オバートンは最初の7ホールを全てパーとし、残り2ホールでバーディとイーグルを奪った。そしてバックナインでは12番、13番、17番、18番でバーディを奪い、ノーボギーの「32」をマーク。最後の11ホールを実に7アンダーでまわった。

パー5の9番ホールでは、250ヤードからの2打目でピンから21フィートにつけ、イーグルパットを沈めた。この直前のホールでも、25フィートのバーディパットを決めていた。パー5の12番では3打目をピンから4インチにつけバーディを奪うと、続くホールではチップイン。17番ホールで30フィートのバーディパットを決め、そして最終ホールではアプローチショットをピンから2フィート以内につけやはりバーディを奪った。

オバートンは昨年のこの大会で、4日間全て60台のスコアでまわり8位となった。昨シーズン、オバートンがトップ25入りしたのは僅か2度。ハワイで行われたシーズン開幕戦の「ソニーオープン」で8位に入ったが、その後の23試合でのトップ25入りはバレロテキサスオープンの7位タイのみ。フェデックスポイント108位に終わり、プレーオフ初戦の「ザ・バークレイズ」から先に進むことはできなかった。

「僕は全てのことを同時に上手くこなすことができなかったんだ」とオバートン。この日、彼はそれをやってのけた。

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