イーストレイクGCはウッズの好み
ベイヒル、ミュアフィールド・ビレッジ、ファイヤーストーンCCといったコースで、タイガー・ウッズは強さを発揮してきた。
フェデックスカップランキング1位で「ザ・ツアーチャンピオンシップ by コカコーラ」を迎えるウッズ。決戦の舞台、イーストレイクGCにおけるウッズの戦績もまた、特筆すべきものだ。
ボビー・ジョーンズのホームコースであるイーストレイクで、ウッズは1999年と2007年に優勝を果たしている。2007年は、ウッズがフェデックスカップを初めて制覇したシーズンだ。それだけでなくウッズは、このコースで通算4度の2位フィニッシュを飾っており、うち3度は直近5大会でのものだ。
「このコースでは良いプレーができていると思うよ」とウッズ。2度の優勝と、4度の2位だからね。決して悪くはないだろう」。
「このコースでは快適にプレーできている。今週は面白くなるだろうね。天候も不安定になりそうだから、適応能力が求められる」。
この週末に予想されている雷雨は、確かにひとつの問題だ。同時にウッズは、バミューダグラスへの対応も再び求められることになる。
水曜日までコースに立つ予定のなかったウッズは、その日の朝にメディア対応を終えた後、練習ラウンドに臨んだ。
「コースへ出て、グリーンの感触をつかみ、バミューダに慣れておくんだ。ここ数週間プレーしてきた環境とは、全然違うからね」。
ウッズいわく、ツアーのスケジュールを計画する上で選手たちは、コースとの相性から施設のアメニティに至るまで様々な事項を考慮するという。そして今週のウッズのように、イーストレイクのようなコースで自身14度目の試合を迎えるとなると、驚くことはそれほど多くない。
「このコースでは、芝が焼けるほど暑く乾燥してコースが硬くなっていた日にもプレーしてきたし、雨で寒い日もプレーしてきた」とウッズ。「そうした経験がこのコースを戦う上で助けになっていると思う。まずは戦い方を学び、そして感触をつかみ、それが記憶されていくんだ」。