ジョーダン・スピース、ノンメンバーからツアー選手権へ
2013/09/03 10:47
By Brian Wacker, PGATOUR.COM
ジョーダン・スピースは、1996年のタイガー・ウッズ以来となる、ノンメンバーからプレーオフ最終戦「ザ・ツアー選手権 presented by コカコーラ」の舞台まで登り詰めた選手となった。
「想像もしていなかったよ」。「ドイツバンク選手権」の最終日にキャリア最高の「62」をマークし、通算17アンダーで大会を終えたスピースは話した。
今季は過去80年以上で史上初となる10代での米国ツアー優勝も飾ったスピースは、TPCボストンでの最終日を、3連続バーディからパー5の18番でイーグルを奪う最高の形で締め括った。
「バーディを3連続で決めた後にイーグルなんて、初めてだよ」とスピース。「間違いなく、人生最高のラウンドだった」。
もっともこれは、テキサス出身の20歳にとって輝かしい未来の1ページでしかない。スピースは既に、2度の2位を含む7度のトップ10入りを果たしている。今大会は、4位タイにつけた。
また、今季スピースが「66」もしくはそれ以上のロースコアをマークしたのは11度目。参考までにタイガー・ウッズは、スピースより出場数が少なくより厳しいコースでプレーしているとはいえ、今季「66」以上のスコアをマークしたのは6度に過ぎない。
今季初めにはウェブドットコム・ツアーに参戦することが目標と話していたスピースは今、「プレジデンツカップ」のメンバー候補として注目を集める。
スピースはまずは、目先のイーストレイク(ツアー選手権)を見据える。
「誰にとっても、フェデックスカップを制することは最高の目標だと思う」とスピース。「僕にとっては、夢のような話だ。まずはトップ5入りした状態でツアー選手権に臨むことを目指したい。130人と戦うより30人と戦う方が、僕としてはやりやすい気がするね」。