T.ウッズ「毎週良いプレーができるわけじゃない」
簡単という表現は必ずしも適当ではない。どうやら、タイガー・ウッズは7打差で圧勝した先週のWGCブリヂストンインビテーショナルとは別人になってしまったようだ。
8日前のファイヤーストーンカントリークラブでは奇跡の数字「59」にあと僅かのところまで迫ったウッズだが、全米プロでは3日目を終えて2度バーブレイクに失敗している。オークヒルでの3日目は「73」とし、これで通算4オーバーの51位タイと大きく遅れを取っている。
「ショーン(フォーリー)と僕は昨晩、パットの克服に務めた」とウッズは答えた。「簡単なパットが入っていない。その結果、パットが全般的に合わなくなってしまったんだ。僅かなずれなんだけど、このコース設定では、その僅かなずれに対する代償が大きくなってしまうんだ」。
今年米国ツアー5勝 を手にしているウッズだが、2008年の全米オープンで14勝目を挙げて以来メジャーでは勝てていない。土曜日、ティショットをフェアウェイに乗せたのは5度、パーオンは11回だった。そして、パット数は2日続けて32だった。
「今日は良いプレーができなかった」と語ったウッズ。「ショットも良くなかったし、得るべきものもなく、パットを外し続けた。タフな一日だったよ」と振り返った。
最初の3ホールで2ボギーを叩いたことにより、ウッズの勢いは早くも削がれてしまった。その後、11番ではこの日唯一のバーディを奪ったものの、16番と17番でボギーを叩いて残念な一日を締めくくることになった。
「出だしも良くなかったし終わりも良くなかったよ」とウッズは言った。「そうだね、締めくくりも悪かったし、中盤ではなんとかパーをセーブするのが精一杯だった」。
全くバランスの悪いプレーだった。
「これがゴルフってものさ」とウッズは哲学的に語った。「毎週良いプレーができるとは限らない」。