2013年 全英オープン

ウッズ「69」でカムバック

2013/07/19 14:16
1番のミスから立ち直り好スタートをきったタイガー・ウッズ(Getty Images)

危なっかしいスタートから立て直したタイガー・ウッズは、全英オープン初日の木曜日、2アンダーの「69」で初日を終了した。彼はリーダーボードのトップに近い位置にいる。

最初のティショットをスナップフックで深いラフに打ち込んだウッズは、プレー不可能でやむを得ずドロップを強いられた。何とかボギーでしのいだその後は、5つのバーディを奪いかえし、ボギーはほとんど叩かなかった。

「1番のティショットを除けば、今日は良いプレーが出来ました」と、ラウンド後のウッズ。「今日のラウンドは努力、努力の繰り返しでしたね」。

オープニングホールのティショットを、あまりにも左の端に曲げてしまったウッズは、いきなりOBを叩いてしまったのではないかと心配した。仕切り直しの暫定球を打ったウッズは、その後、最初に放ったボールを見つけた。それから3ホール後の4番(パー3)では、8番アイアンで5フィートまで近づけるとバーディを奪い、スタートホールのボギーを帳消しにした。

ウッズは6番でボギーを叩いたものの、後半に入るとエンジンが掛かった。10番と11番で連続バーディを決めたウッズは、流れに乗って13番(パー3)でもバーディを獲った。

次のホール(14番)でボギーを叩いたウッズだが、すぐに立ち直ると、17番(パー5)ではティショットとセカンドをいずれも4番アイアンで放ち、見事2オンに成功した。残念ながらイーグルとはならなかったものの、短いパットを簡単にタップインしてバーディを決めた。

今日のバックナインの平均スコアは、パーを2打以上回る難しさだったが、ウッズはバックナインで3アンダーを記録した。

「今日は暑かったね」と、ウッズ。「コースはどんどんドライ(乾燥気味)になっていって、ボールをピンに近づけるのが難しかったよ。ラグパットでさえね。ボールに適切なスピードを加えるのにも苦労したよ。本当に今日は難しいラウンドだった」。

心配されたウッズの肘は、大きな問題はなかった。幸いにも、今日はラフに打ち込むことがほとんどなく、タイガーにとってはそれも大きな助けとなった。

「肘は全く大丈夫です」と、ラウンド後のウッズは語った。「グランドが硬いのは最初から分かっていましたしね。(明日以降も)深いラフに対処しなければならない可能性はありますから、少しの間オフを取って良かったと思います」。

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