2019年 3Mオープン

小平智が石川遼の復活優勝に感じたこと

2019/07/08 11:59
今週は4日間アンダーパーを並べた小平智

◇米国男子◇3Mオープン 最終日(7日)◇TPCツインシティーズ(ミネソタ州)◇7468yd(パー71)

大会最終日を4バーディ、1ボギー1ダブルボギーの1アンダー「70」とした小平智は、通算7アンダー58位で4戦ぶりの日曜日を締めくくった。今大会を終えてフェデックスカップランキングは175位。プレーオフシリーズ進出の125位以内を目指して、4週後に迫ったレギュラーシーズン最終戦まで駆け抜ける。

4日間アンダーパーを続けたのは昨年10月の「CIMBクラシック」以来のこと。今週は「大幅に昔の自分に近づいたわけじゃないけど、ショットの感触が戻ってきたのでうれしかった」と、復調を感じる一週間になったという。

最終日のラウンド前には、日本で石川遼が復活優勝を果たしたニュースを見た。日本に帰れば、一緒にプライベートゴルフもするという小平は「辛いところも見ているし、選手会長もやって違う大変さもある。その中でのメジャー優勝は、相当努力をしていないとできないこと。すごく自分自身もうれしかった」と賛辞を送った。

実はまだ、小平と石川は同時期に米国でプレーしたことがない。「同じような体型なので、どういうゴルフをするか見てみたいし、英語も教えてもらいたい。『スピードラーニング』も貸してほしい(笑)」と小平は言う。「遼もアメリカに戻りたいと言っていたので、あの(優勝による)5年シードでまた挑戦してくれたら、自分も負けないぞってやる気になると思う」と、石川の米ツアー復帰を熱望した。

小平が優勝で得た米ツアーのシードは来シーズンまで。米国に居続けるには、さらなる活躍が求められる。「今回、ちょっとやれそうだなっていうのを感じた。日本でもそうだったけど、ちょっとずつ自信をつけていきたい」と、今週はそれに向けたひとつの転換点ともなったようだ。(ミネソタ州ブレイン/今岡涼太)

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