2019年 3Mオープン

1W選びのトライ&エラー 小平智は「その繰り返し」

2019/07/05 11:30
10番でトリプルボギーを叩きながらも1アンダーにまとめた小平智

◇米国男子◇3Mオープン 初日(4日)◇TPCツインシティーズ(ミネソタ州)◇7468yd(パー71)

スタート前の練習場でも、1W選びを続けていた小平智。大会初日は6バーディ、2ボギー1トリプルボギーの1アンダー「70」と、かろうじてアンダーパーでまとめて71位発進としたが、1Wショットが「一度も芯に当たらなかった」と悔しがった。

この日、小平が投入した1WはテーラーメイドのM6。先週はキャロウェイのエピック フラッシュ サブゼロ、前日まではタイトリストのTS3を使っていたが、「スピン量が多くて飛ばなかった」と朝になって変更を決断した。

だが、やはり練習場とコースでは感覚が違ってくる。芯に当たらず、「曲がらないけど、まったく飛ばなくて…」と、この日の平均飛距離は266.1ヤード(152位)に低迷した。

1W探しはまだ続く…

好調なパットでバーディは量産したが、9番でティショットをミスしてボギーとしたあと、10番は2打目をグリーン奥のハザードに入れ、「逆目で、芝生の上にのって浮いているけど、芝はめちゃくちゃ寝ている」というライからの脱出に苦労して、6オン1パットのトリプルボギー。わずか2ホールで4打を落としたが、「ショットが良かったので戻せるかなと思っていた。きょうはアイアンに不安がなかった」と、その後に3バーディを奪うなど盛り返して、なんとか1アンダーでフィニッシュした。

スイングの手応えは増してきている。だが、1W探しは実戦でのトライ&エラーが必要だ。「その繰り返しなので…」と、いまは自分を信じて進むしかない。(ミネソタ州ブレイン/今岡涼太)

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