2019年 ザ・メモリアルトーナメント

ウッズはトップ10締めで「全米オープン」へ

2019/06/03 09:46
終盤に失速したが「67」でトップ10に飛び込んだウッズ(Sam Greenwood/Getty Images)

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 最終日(2日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7392yd(パー72)

3日目に優勝争いから脱落したタイガー・ウッズは最終日に意地を見せた。25位から後半12番(パー3)までに7バーディを奪う猛チャージ。終盤の2ボギーで「67」とし、通算9アンダーの9位タイで2週後「全米オープン」前の自身最後の試合を終えた。

最終組より2時間10分早くティオフしたウッズは、前半2番で7mを沈めたのをきっかけにバーディを量産した。第1打でフェアウェイを外したのは2回だけと安定したラウンドを披露。「ドライバーショットも良かったし、パットも決められた」と納得した。

頭の中はメジャーへの道筋がしっかり描かれていた。「きょうは勝てる位置ではなかったけれど、全米オープンに向けて何か良い材料を持ち帰りたかった。それが達成できてとても良かったし、来週の練習へ前向きになれた」という。

ティショットについては大いに満足したが、アイアンの精度に課題を見出した。「14番がすごくいい例だよ。ここ2日は(第2打を)ウェッジで打ったのにボギーにしてしまった。ああいうのは全米オープンはやってはいけないこと」

「全米オープン」がペブルビーチGLで開催されるのは2010年大会以来9年ぶりとなる。ウッズは当地で行われた2000年に、2位に15打差をつけて圧勝。大会初優勝を飾った。4月の「マスターズ」以来のメジャー通算16勝目、そしてサム・スニードに並ぶ米ツアー通算82勝目を思い出の地で狙うことになる。(オハイオ州ダブリン/桂川洋一)

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