2019年 全米プロゴルフ選手権

ケプカがメジャー最少「128」 2位に7打差は大会記録

2019/05/18 13:38
記録的なスコアで首位を独走するケプカ。大会連覇も見えてきた

◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 2日目(17日)◇ベスページ州立公園ブラックコース(ニューヨーク州)◇7459yd(パー70)

ツアー屈指の難コースという前評判が、まるでウソのようだ。初日に大会レコードタイの「63」をマークしたブルックス・ケプカが「65」で回り、通算12アンダーで首位を独走。36ホール終了時点のメジャー最少ストローク「128」を樹立し、36ホール終了時点の2位に7打差も大会記録を更新した。

ケプカが破る以前の記録は「130」で、これまでゲーリー・ウッドランド(18年「全米プロゴルフ選手権」)、ジョーダン・スピース(2015年「マスターズ」)、マルティン・カイマー(14年「全米オープン」)、ブラント・スネデカー(12年「全米オープン」)、ニック・ファルド(92年「全米オープン」)の5人が保持。一気に2打も更新したことに「素晴らしい」と喜んだ。

出場155人(棄権1名)の36ホール平均スコア「145」より17打も少ないスコアで予選を終えながら、「きょうは少し右に曲がった」と振り返る。4ホールでフェアウェイを外しながら、深いラフに屈さないパワー。「それこそ僕がジムにいっている理由だ」と胸を張った。

予選同組だったタイガー・ウッズは、ケプカについて「誰もが違う方法で調子のピークを合わせようとする。彼はそれを見つけたんだ」と評価。そのウッズが2006年と07年に達成した大会連覇が最終的なゴールになるが、週末も記録ラッシュを見せてくれそうな勢いだ。(ニューヨーク州ファーミングデール/林洋平)

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