前半はドタバタも…小平智は終盤に手応え
2019/05/17 10:49
◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 初日(16日)◇ベスページ州立公園ブラックコース(ニューヨーク州)◇7459yd(パー70)
4週間ぶりの実戦となる小平智は3バーディ、6ボギーの「73」で回り、3オーバーの74位で発進した。難度の高いインを回った後半、内容に手応えを得た。
「試合勘もなかった。前半はドタバタした感じだった」。前半2番で第2打をグリーン手前の深いラフに入れ、ボギーを先行した。3番(パー3)で、3Iで20センチにつけてバウンスバックしたが、後が続かず、8番から3連続ボギーをたたいた。
第1打を右ラフに入れた12番では、6m残ったパーパットを沈めた。「これで気持ちがつながった部分はある」。復帰戦は155人の平均スコア『73.064』の難コース。大溝雅教キャディと「こんなに難しいコース、なかなか回ることないよね」と話すほどだった。
それでも、終盤の内容に前を向けた。14番(パー3)で2mを入れ2つ目のバーディを奪うと、16番は同組のマット・クーチャー、キャメロン・スミス(オーストラリア)を第1打で引き離し、5mを沈めた。今大会で1Wはキャロウェイ エピック フラッシュ サブゼロ ドライバーを投入。「やっていることを続けたらスイングが良くなって、良い感じで(後半は)回れた。アイアンと一貫して打てている。スコアは良くないけど、気持ち良くできた」と話した。
「ゆっくりパーを取りながら、というのは難しいコースだけど、トラブルになったときも落ち着いていきたい。きょうの後半のようなゴルフができたら良い」。まずは4日間プレーしたい。(ニューヨーク州ファーミングデール/林洋平)