2019年 AT&Tバイロン・ネルソン

「思いっきり振っていける」松山英樹はスピース&ステンソンとの注目組

2019/05/08 08:17
ショットの状態は好調

◇米国男子◇AT&Tバイロン・ネルソン 事前(7日)◇トリニティフォレストGC(テキサス州)◇7371yd(パー71)

前年から会場になったトリニティフォレストGC は、米国開催のツアーでは珍しいリンクススタイルだ。ゴミの埋め立て地だった場所に2016年にコースを開場した。「昨年回っているので(グリーンの傾斜などは)ある程度分かっている」。松山英樹は2年連続で、このリンクスコースに挑む。

前週「ウェルズファーゴ選手権」を通算2アンダーの31位で終えた松山は大会最終日の夜、ノースカロライナ州からテキサス州に移動。6日(月)にコースの練習場で調整し、7日(火)は4年前まで日本ツアーに専念していたイ・キョンフン(韓国)とアウト9ホールの練習ラウンドを行った。

前週と異なり、今週は伸ばし合いを覚悟する。前年覇者アーロン・ワイズのスコアは通算23アンダー、16位の松山は2日目に「63」で回るなど通算12アンダーだった。前週尻上がりの感触となったショットは「試合になってみないと分からない」とした上で、「きょうも良い感じではできている。それをいかに試合でやれるか」と話す。

今週はツアーでは珍しいリンクスコース

短いラフや広大なフェアウェイには「思いっきり振っていけると思う」。この日はグリーン周りからパターでの寄せも確認した。ラフの外側には雑草が長く生い茂り、砲台グリーンは巨大だが、激しいうねりがある。「打ってはダメな所を考え始めると良くない。それでも(狙った場所に)打てる技術が必要になる。いまは良いとき悪いときがあるけど、先週の最終日から(良い感じを)続けられている。あとはショットとパットをどうつなげていくか」と話した。

コースには日差しを避けるような木はほとんどなく、前年の気温は35度以上を記録した。あすのプロアマ戦を含め、今週は雷を伴う雨予報が出ている。「そうらしいけど、リビエラ(2月のジェネシスオープン)もずっと雨だったり、そういう経験はしているので。4日間やることが大事だし、その上で一つでも上を目指したい」。メジャー第2戦「全米プロゴルフ選手権」前の最後の一戦。地元テキサスでAT&Tとスポンサー契約を結ぶジョーダン・スピースヘンリック・ステンソン(スウェーデン)との注目組で予選に臨む。(テキサス州ダラス/林洋平)

松山英樹のティオフは日本時間10日午前2時50分※撮影は7日
ウェッジでピンを狙う
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