小平智 「マスターズ」翌日に前年優勝大会で始球式
2019/04/16 11:49
◇米国男子◇RBCヘリテージ 事前情報（15日）◇ハーバータウンGL（サウスカロライナ州）◇7099yd（パー71）
小平智が前年、PGAツアーで初優勝を遂げたサウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランドは、前週の「マスターズ」の会場から約250kmの距離にある。ディフェンディングチャンピオンは今季のメジャー第1戦を終えた前夜（14日）、オーガスタから車を走らせて現地に入った。
開幕3日前の15日（月）、会場では午前10時から前年王者を招くセレモニーが行われた。小平は伝統のチェックのジャケットを羽織り、スコットランド民謡を演奏する楽団の後をついて、コースのあるリゾート内を練り歩いた。
18番ホールに到着して大会関係者やファンから歓迎を受けると、日本語で通訳を交えてスピーチ。「去年初めて出て、PGAツアーで初優勝できました。気持ちは決して忘れることができません」。最後を「アイ ラブ RBCヘリテージ」と締めくくり、場内の笑いを誘った。
セレモニーの恒例になっている始球式は、チャンピオンが海に向かってショットをすると、大砲が空砲を鳴らすというもの。耳栓をして木製のクラブを振ると、「ドーン！」という大音に小平も思わず驚いた。現地メディアの取材に「懐かしい気持ちもありますが、挑戦する気持ちでプレーしたい」と話し、その後は練習場で調整。16日（火）から練習ラウンドでコースをチェックする。（サウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランド／桂川洋一）