2019年 マスターズ

金谷拓実が「マスターズ」へ意気込み 目標は松山以来のローアマチュア

2019/04/03 17:46
渡米前日に会見に臨んだ金谷拓実。「マスターズ」への意気込みを語った

11日に開幕する海外メジャー今季初戦「マスターズ」に初出場する20歳の金谷拓実(東北福祉大学3年)が3日(水)、大学構内で記者会見を開き、「予選通過してローアマを獲るのが目標です。できる限りのことはしてきたので、それを試合で発揮できればいいなと思います」と意気込みを語った。

金谷は2015年「日本アマチュアゴルフ選手権」で最年少優勝(17歳51日)を果たし、一躍注目を集めた。17年の「日本オープン」を2位で惜敗し、「とても悔しくて、明確な目標がなきゃだめだ」との思いで“目標達成シート”を作成。その中央には「マスターズのローアマチュア」と記され、達成するために必要な体づくり、(飛距離)320yd、運、勉強、人間性、英語、アジアアマ優勝、ショートゲーム、ショットの精度の8項目が周りに書かれている。

そして18年10月「アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権」の最終日に「65」をたたき出し、同校OBの松山英樹以来となる日本人史上2人目の大会制覇。小さいころからの夢だった「マスターズ」への切符をつかんだ。アマチュアでの出場もまた、日本人では松山に次いで2人目となる。

今年1月の米国ツアー「ソニーオープンinハワイ」(予選落ち)で練習ラウンドをともにした松山からは「(マスターズは)飛距離がないと厳しいぞ」と言われ、さらに飛距離を伸ばすために、素振り用バットの振り込みや筋力トレーニングを積んできた。3月には2週間のオーストラリア合宿を行い、ロングアイアンの精度アップに注力。「その成果を試合で実感できればいいと思う」と、自信の表情を見せる。

金谷はあす4日の午前に羽田からシカゴ経由でアトランタへ飛び、5日に松山と合流して9ホールの練習ラウンドを行う予定。偉大な先輩を追い、日本人史上2人目のローアマチュアを目指してオーガスタへ向かう。(宮城県仙台市/柴田雄平)

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