2019年 WGCデルマッチプレー

ウッズがスーパーイーグルで突破 決勝1回戦はマキロイと

2019/03/30 12:07
13番ホールでイーグルを奪ったウッズ(Keyur Khamar/PGA TOUR)

◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ マッチプレー 3日目(29日)◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71)

6年ぶりの大会出場となったタイガー・ウッズがグループステージ突破を果たした。1勝1敗で迎えた最終マッチで、パトリック・カントレーを4&2で撃破。13番で、残り83ydの第2打を直接カップに沈めるイーグルで魅せた。

1アップと僅差で迎えたパー4、ウッズは左サイドに川が流れるホールの第2打でウェッジを握った。相手がティショットをグリーン右まで運んだのを受け、「最低でも3(バーディ)のチャンスを作らなくては」と誓って放ったボールはピンの右2mに着弾。スピンと傾斜で見事カップインすると、割れんばかりの歓声がこだまする中、右手で力強くガッツポーズを作った。

3マッチを終えて各組1位の16人による決勝トーナメントに進出した。過去3勝を誇る大会だが、総当たりによる予選リーグ戦は今回が初めてだった。「きょうは自分が勝つこと、そして(同組の)アーロン・ワイズブラント・スネデカーを倒さなければいけなかった。(条件が整って)先に進めたのは本当に幸運だ」と喜ぶ。

トーナメントの1回戦の相手はロリー・マキロイ(北アイルランド)になった。

「今までも一緒にプレーして、試合でも争ってきたけれど、マッチプレーでは初めてだね。楽しみだ」とウッズ。長年、“後継者”とされてきたマキロイも「去年のアトランタ(最終日最終組でぶつかったツアー選手権)よりも良い試合がしたい。この試合にとってもエキサイティングだ。もちろん僕らにとっても」とビッグマッチを歓迎した。(テキサス州オースティン/桂川洋一)

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