小平智は1日遅れでティオフ 残り8ホールで予選通過なるか

◇米国男子◇ジェネシスオープン 2日目（15日）◇リビエラCC（カリフォルニア州）◇7322yd（パー71）

小平智は2週ぶりの出場試合を金曜日にスタートさせた。悪天候で7時間の中断があった前日はプレーできず、この日午前9時過ぎに開始した第1ラウンドは3バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「74」。引き続き行われた第2ラウンドは10ホールを消化し、1つスコアを伸ばした。現状の通算2オーバーは暫定108位タイで、まずは3日目に持ち越した残り8ホールに全力を注ぐ。

開幕前日は参加メンバーに入らなかったプロアマ戦が行われ、初日は雨で出番なし。開催コースでプレーするのは2日ぶりだった。小平は出だし10番で第2打をグリーン右のバンカーに入れ、脱出に2打を要してボギー発進。15番ではティショットを右の林に入れてダブルボギーとし、前半6ホールでいきなり5オーバーまで落とした。

この日は新しいクラブとしてプロギア RS F ドライバーを初投入した。第1ラウンドの後半にかけて安定し始めると、他のプレーも次第に復調。6番（パー3）、7番と3mのパーパットをねじ込み、最終9番では手前のカラーからウェッジでチップインバーディを決めて盛り返した。

わずか30分の休憩を経て、午後2時32分に突入した第3ラウンドでは、雨風にさらされながらプレーを続け、第1打をピンそば1mにつけた前半4番（パー3）から2連続バーディ。日没サスペンデッドを知らせるホーンの直後、後半11番（パー5）で4mのバーディパットを前にプレーを持ち越した。

今大会は次週の「WGCメキシコ選手権」の出場権をかけた試合でもある。現在52位の世界ランキングを50位以内に上げれば決定。繰り上げ出場の可能性もあるため、ひとつでもランクアップさせたい。残りホールは翌16日（土）午前7時に再開予定。予選カットラインは現段階で通算1アンダーとなっている。（カリフォルニア州パシフィックパリセーズ／桂川洋一）