本間ゴルフと新契約 世界1位のローズ“経験”で本領発揮
◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 2日目(25日)◇トリーパインズGC (カリフォルニア州)◇サウスコース(7698yd、パー72)、ノースコース(7258yd、パー72)
ジャスティン・ローズ(イングランド)が、2位の松山英樹に3打差をつけて決勝ラウンドに進んだ。9アンダー2位からサウスコースで7バーディ、1ボギーの「66」をマーク。本間ゴルフと新契約を結んだ世界ランク1位が、シーズン初勝利に前進した。
前半4番からの3連続バーディで勢いづき、後半16番(パー3)で7mを沈めて7つ目。2日間でパーオンを逃したのは4ホールだけと、ローズは抜群の安定感を誇った。松山と同じ「66」はこの日のサウスコースでのベストスコア。「このコースで期待できるものではなかった」。36ホールでの「129」は大会最少ストロークに並ぶ数字だ。
例年、深い霧が出ることも多い大会だが、今年は前週の雨続きから一転して晴天に恵まれている。「簡単じゃなかった。きょうは雑音も多かったんだ。たくさんのギャラリーが来て、(プレーの)時間帯も良かった。たくさんの人が最高の時間を楽しんだと思う。お酒を飲むのにも最高な天気でしょう。気温は華氏70度(21℃)、太陽も輝いて…」とプレー中の“騒音”にも理解を示した。「でもこういう時は経験を生かして、ショットに集中したんだ。カメラの音なんかもして、何回か集中力が途切れたけれど、経験が役立った」という。
2019年初戦となった前週の「デザートクラシック」は34位タイ。オフ明けの試合を「まだ整っていなかった」と振り返り、絶好のポジションを得た。「3打差だよね。でもヒデキがすごく良いプレーをして12アンダーにしていた。彼は優れた選手だ。まだ半分終わったところ。しっかりゲームプランを考えて、今の状態をキープしたい」。目指すは節目のPGAツアー10勝目となる。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/桂川洋一)