クラブ盗難もQT突破のブリック インスタで発見を報告

米下部ツアー予選会（QT）の期間中にクラブ一式を盗まれたコーディー・ブリックが、自身のインスタグラムで4日、クラブが手元に戻ったことを報告した。喜びのコメントとともに、笑顔でキャディバッグに寄り添うブリックの写真がアップされている。

ブリックは、昨年12月アリゾナ州で開催された予選会の最終ラウンドを前に、キャディバッグごとクラブを失う盗難被害にあった。当日は借り物のクラブの使用を強いられながらも「63」をマークして上位に入り、今季米下部ツアーの出場権を獲得。その後、盗まれたクラブを発見した者には5000ドル（約54万円）の謝礼金が用意されていた。

米ゴルフチャンネルによると、クラブを見つけたのはアリゾナ州在住の女性で、発見に至るまでの不可思議な経緯を説明している。

その女性はホームレスに宿泊費をせがまれ、かわりに何か購入できるものはないのかと提案したところ、高架下のテントからブリックの名前が刻印されたタイトリスト製のキャディバッグが出てきたのだという。女性は75ドル（約8100円）で購入し、その後インターネットで一連の騒動を知って連絡。女性には300ドル（約3万3000円）の謝礼金が支払われた。

キャディバッグやクラブの損傷は激しかったそうだが、長く愛用してきたスコッティキャメロン製のパターは大きな被害を免れていたとのこと。「二度と使わないとしても、パターが戻ってきたことは本当に嬉しい。これは僕にとって大きな意味を持つんだ」というブリックのコメントを紹介している。