2018年 シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン

小平智は41位 次戦「ワールドカップ」の前に拠点探しへ

2018/11/05 10:31
グリーン上で苦戦した4日間。小平智は41位で終えた

◇米国男子◇シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン 最終日(4日)◇TPCサマリン(ネバダ州)◇7255yd(パー71)

40位から出た小平智は4バーディ、2ボギーの「69」で回り、通算9アンダーの41位で終えた。4日間ショットで作ったチャンスを決め切れなかった。次戦は、谷原秀人とタッグを組む2週間後の国・地域別対抗戦「ISPSハンダ メルボルン ワールドカップ」(22日~/ザ・メトロポリタンGC)となる。

1アンダーで迎えた後半5番(パー3)では、奥のカラーからパターで4mショートさせてボギー。「ティショットは、だいぶ良くなってきた。(ショット全体も)変わらずに良い」と、4日間のフェアウェイキープ率はフィールド2位となる83.93%を記録した。確実性のあるショットを放ちながら、4ラウンドすべて30パット以上を費やし、「パターが決まらないという4日間だった。(ラインを)読めなかったですね」と総括した。

終盤8番。自身のボールの落ちどころを確認し安堵の表情

終盤は小技がかみ合った。第1打をグリーン右に落とした8番(パー3)では、自身の背丈よりはるかに高い位置にあるピンに向けてロブショットで2mにつけた。「100回やっても寄るかって感じのところ。足場は悪くないけど、手前にバンカーがあるし、あれしかなかった」とパーセーブ。7番のバーディの勢いを止めず、最終9番(パー5)では2オンに成功してバーディフィニッシュにつなげた。

年内最後になる米国本土での大会を終え、欧州ツアーを主戦場にする谷原と組む「ワールドカップ」までの期間には、チームスタッフとともに米国での拠点探しもする。所属先のAdmiralブランドのウェアを展開する豊田通商から転戦のサポートを受けており、トヨタ自動車の北米拠点であるテキサス州や温暖なフロリダ州を候補にする見込みだ。

今年4月の「RBCヘリテージ」で優勝し、急きょ米ツアーに本格参戦した昨季は「まず試合に慣れないと」とホテル生活を続けた。「探しに行くような時間もなかったから、今回やっと」と、来年に向けてシーズンを戦う準備を整えていく。(ネバダ州ラスベガス/林洋平)

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