「耐えていくしかない」小平智はプレーオフ初戦で出遅れ
2018/08/24 11:21
◇米国男子◇ザ・ノーザントラスト 初日(23日)◇リッジウッドCC(ニュージャージー州)◇7385yd(パー71)
フェデックスランキング77位で初のプレーオフシリーズ初戦に臨んだ小平智は、2オーバーの96位タイと出遅れた。「チャンスがあまりなかった」と2バーディ、4ボギーの「73」とスコアを落とし、決勝ラウンド進出へは2日目に好スコアが求められる滑り出しとなった。
この日は、発売から間もないプロギアの「RS ドライバー」を初めて実戦投入した。「最初のほうはティショットが定まらず、流れが作れなかった」と、出だしの9番、続く10番で1Wショットを右のラフに打ち込んでパーオンを逃した。それでも「アプローチとパターはまあまあだった」とショートゲームでボギーを回避し、11番(パー3)では9mを入れてバーディを先行させた。
だが、「ここ最近ずっと良くない」と課題に挙げるショットが加速の足を鈍らせる。12番では、アイアンで打った1打目を左バンカーに入れて3オン2パットのボギー。ラフを渡り歩いた18番でもボギーとし、奥に切られた107yd先のピンを果敢に狙った1番では、グリーン奥のラフにこぼして連続ボギーを喫した。
6番(パー3)では段下から9.5mをねじ込んで2つ目のバーディ。最終8番では1打目、2打目とフィニッシュを崩しながらも、28ydの3打目をアプローチで寄せてパーでホールアウトした。唯一及第点をつけたショートゲームでピンチを乗り切った。
「こうやって、耐えていくしかないと思う」。復調のときを待つラウンドが続く。(ニュージャージー州パラマス/塚田達也)