2018年 全米プロゴルフ選手権

時松隆光は予選落ちへ メジャー2戦とWGCの経験を日本に

2018/08/11 10:49
4週間でビッグトーナメント3試合。時松隆光は確かな収穫を手に帰国する

◇メジャー最終戦◇全米プロゴルフ選手権 2日目(10日)◇ベルリーブCC(ミズーリ州)◇7316yd(パー70)

時松隆光は83位タイから2バーディ、3ボギーの「71」で回り、通算4オーバーとして暫定111位で2日目を終えた。悪天候のため、後続の組のプレーが第2ラウンド途中で順延されたが、24歳の予選落ちは濃厚になった。4週間にわたるビッグトーナメントでの経験を日本に持ち帰る。

目標にしていたアンダーパーをマークできず「きょうはもったいなかったですね。ちょっと行けそうな部分もあった。ショットが前半は良かったが、パットが入らなかった」と唇をかんだ。2日間を通じてフェアウェイキープ率は67.8%と高水準を保ったが、ロングコースでバーディは5つに終わった。

メジャー初出場となった7月の「全英オープン」(109位)から「WGCブリヂストン招待」(39位)、そして今大会と4週間でビッグトーナメントを3試合味わった。世界トップ選手の力に驚きつつ、「全英しかり、WGCしかり、もっと下の方でしかやれないと思っていた」とわずかでも手応えがある。

「僕とPGAツアーの選手はもっと差があると思っていたが、もう少し頑張れば僕も予選通過できるところまで行った。逆に(実力)差がある部分はこっちに来て知ることができた」

日本に帰国後、1週間のオフを経て「RIZAP KBCオーガスタ」(福岡・芥屋ゴルフ倶楽部)から国内ツアーでの戦いを再開する。現在の賞金ランキングは堂々のトップにいる。「ここ1カ月の経験を絶対に生かしたい。(目標は)賞金王とまでは言えないですけど、毎週コンスタントに15位以内に入って、徐々にトップ10、トップ5に入れたら。せっかくここまで来たので無駄にせずやりたい」。いつも謙虚な“ゲンちゃん”のハードルが少し高く設定された。(ミズーリ州セントルイス/桂川洋一)

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