2018年 全米プロゴルフ選手権

なぜか飛ぶボール 宮里優作は距離感をキーポイントに

2018/08/08 09:34
宮里優作は松山英樹とアウト9ホールをコースチェックした

◇メジャー最終戦◇全米プロゴルフ選手権 事前情報(8日)◇ベルリーブCC(ミズーリ州)◇7316yd(パー70)

ドイツからフランスへ。アイルランド、スコットランドを回って再びドイツへ…。6月から欧州ツアー6連戦を戦った宮里優作は、前週「3日間だけ」日本に一時帰国した。故郷・沖縄に立ち寄ってから自宅のある愛知に。「名古屋はすごい。“沸騰”している。沖縄の方が涼しかった」。酷暑が予想される今週のメジャー最終戦も、体力的には問題なさそうだ。

米国での試合は6月の「ザ・メモリアルトーナメント」以来。今回もフライトの途中でスーツケースの到着が遅延するハプニングもあったが、もう苦笑いで済ますことができる。心配された腰の状態は「だいぶ良い」という。2週前の「ポルシェヨーロピアンオープン」で予選落ちした2日目に、故障前のスイングを取り戻すきっかけを見つけた。今大会の会場で練習を開始した6日(月)も、その感触を感じられた。

「ラフはそんなに長くないけれど、引っかかる感じがある。ティショットかなり重要かなと」というのが、初体験のコースの第1印象だった。新しい3I(ピン i500 アイアンもテストしながら、感触を確かめている。

ひとつ気にしたのが、「ボールがえらく飛ぶ」という点だ。「UT(3I相当)で260ydくらい飛んでしまった。もっと体がキレてくるとどうなるか。アイアンの距離感が重要になる。特に奥にピンを切られた時に注意しないといけない」。この日までに全番手で5yd以上、飛距離が出ていることを確認。「水曜日までに良い体を作って(距離感を確認して)おかないと。本番とのギャップがあると困る」と早めの仕上がりを目指した。(ミズーリ州セントルイス/桂川洋一)

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