2018年 WGCブリヂストン招待

ウッズがミケルソンと練習ラウンド 秋には再びチームメイトに?

2018/08/02 08:34
ウッズとミケルソンは開幕前日に一緒に練習ラウンドを行った

◇世界選手権シリーズ◇WGCブリヂストン招待 事前情報(1日)◇ファイヤーストーンCC(オハイオ州)◇7400yd(パー70)

まだ開幕前だというのに、大ギャラリーがその組を追った。大会過去8勝のタイガー・ウッズが1日(水)、フィル・ミケルソンザック・ジョンソンと練習ラウンドを行った。

午前11時にインタビューエリアに姿を見せたウッズは「きょうは9ホールを回るつもり。ショートゲームを確認して、グリーンスピードに慣れたい」と残し、午後にコースに出た。一緒にプレーしたのは長年ともに時代を作ってきたビッグレフティ。4月の「マスターズ」練習日にも見せた共演に、ファンは歓喜した。

2週前の「全英オープン」で6位に入り、世界ランキングを71位から50位に上げてフィールドに滑り込んだ。当地で2度の3連覇を含む過去8回(1999、2000、01、05、06、07、09、13年)優勝。コースレコード「61」を2回マークした“庭”というべきコースにカムバック。「戻ってこられて本当にうれしい。ここ何年もプレーできず、帰ってくるのは簡単なことじゃなかった。スタートが楽しみだ」と喜んだ。

大会は来年から会場をテネシー州メンフィスに移し、装い新たに「WGCフェデックス セントジュードクラシック」として行われる。「ツアーの中でも大好きな試合だった。なくなってしまうのは残念」とウッズも言う。「ここでのベストプレーだった。たしか21アンダーを出したはず」と振り返るのは2000年大会。最終日の最終18番、暗闇の中で2打目を放ち、ピンそば80㎝につけたシーンは語り草になっている。

ミケルソンとウッズは和やかに練習

米国の関心はウッズが9月の米国選抜と欧州選抜の対抗戦「ライダーカップ」(フランス、ル・ゴルフナショナル)のメンバーに入れるかどうかという点。両チーム各12人は、独自のポイントランキングで上位8人が自動選出、残りの4人がキャプテン(米国はジム・フューリック)の指名によって決まる。ウッズは今年2月の段階で、プレーをしない副キャプテンに就任したが、ランキングを20位まで上げてきた。「1日2ラウンドすることも問題ないよ。いまはトップ8に入っていないけれど、プレーヤーとして行きたい」と意欲的だ。なお、ミケルソンは現在10位で再びチームメイトになることも期待される。

キャリア直近の優勝であるツアー通算79勝目は5年前のこの大会。初日、2日目はジェイソン・デイ(オーストラリア)と2サムで回る。「また勝てると思う。今年は勝つチャンスがある試合を演じてきた。バルスパー選手権でもチャンスがあったし、この前(全英)も良かった。状態はどんどん良くなっている」と期待を膨らませた。(オハイオ州アクロン/桂川洋一)

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