時松隆光が「全米プロ」に初出場 今平周吾もリスト入り
◇世界選手権シリーズ◇WGCブリヂストン招待 事前情報(30日)◇ファイヤーストーンCC(オハイオ州)◇7400yd(パー70)
次週8月2日(木)に開幕する今季のメジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」(ミズーリ州ベルーフCC)の出場権を日本勢6人が手にした。主催の全米プロゴルフ協会が30日(月)、フィールドリストを発表。米ツアーメンバーの松山英樹と小平智のほか、例年通り、上位資格を持たない世界ランキングトップ100位前後の選手が「特別招待」枠でリスト入り。宮里優作、池田勇太、今平周吾、時松隆光がメジャーチケットを獲得した。
最新世界ランキングで109位の時松は、8月2日(木)からオハイオ州で開催の「WGCブリヂストン招待」(オハイオ州ファイヤーストーンCC)に出場。全米プロは30日(月)に出場権獲得の知らせが届いた。「ウェイティング(欠場者を埋める待機選手)で現地に行こうとは思っていた。良かったです」と淡い期待を抱いて準備をしてきたかいがあった。
2週前には「全英オープン」に出場したが、2日目のバックナインで崩れて決勝ラウンド進出を逃した。だからこそ次なるメジャーは「予選を通りたいです」という。「全英はボールが転がって距離が出たけれど、今度はそこが厳しいと思います。粘り強くやって予選を通ってみたい」と明確に課題と目標を口にした。
初出場となる今週の世界選手権。この日は前年大会覇者の松山英樹とともにアウト9ホールでコースチェックを行った。一緒にプレーしたのは時松が中学3年生の時に出場した「日本アマチュア選手権」の練習ラウンド以来だったという。
米ツアーの中でも距離が長い、屈指の名コースを回り、「パープレーで回れたら十分だと思う」というのが率直な印象。松山は昨年最終日にコースレコードタイの「61」をマーク。「普通じゃちょっと…考えられない。アンダーパーが出れば本当にいいと思うくらい」と感嘆した。(オハイオ州アクロン/桂川洋一)