2018年 全英オープン

小平智は全英で初の決勝ラウンド進出 3日目は池田勇太と2サム

2018/07/21 08:11
上がり2ホールで連続バーディ。ミケルソンも小平をたたえた

◇メジャー第3戦◇全英オープン 2日目(20日)◇カーヌスティ(スコットランド)◇7402yd(パー71)

「成長したと思う」。そう胸を張って言える。小平智が3回目の全英挑戦で初の決勝ラウンド進出を果たした。50位タイでスタートし、序盤2番でダブルボギーとしながら挽回。「71」でまとめ、通算1オーバーの40位タイに順位を上げた。

緊張感の漂う終盤戦。16番(パー3)のボギーが、「逆に自分のスイッチになった」という。しびれる場面でこそ、小平の神経は研ぎ澄まされる。大溝雅教キャディと「残り2ホールはバーディ、バーディ」と決めた。

17番で7mのパットを沈めて通算2オーバーとすると、最終18番ではフェアウェイからピン左2mにピタリとつけた。ショートサイドの右バンカーに入れば、たちまち大ピンチになるシーン。「なんで狙うの…?」と冷や汗交じりに思わず声を上げたのは、古閑美保夫人だった。本人は涼しげにスーパーショットをきっちり2連続バーディに変え、同大会で初の1ラウンドイーブンパーをマーク。雨上がりの輝くグリーンで、同組のフィル・ミケルソンにたたえられてホールアウトした。

「ここ最近、調子が良くなかったけれど、全英で感覚をつかむことができた。すごい自信になる」。池田勇太と並び、10人の日本勢のうち最上位で週末に進む。3日目は同じ組、2サムでプレーする。「きょうはもう終わったこと。予選を通ったので、どんどん行くだけ。バーディを獲っていきたい」と力強かった。(スコットランド・カーヌスティ/桂川洋一)

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