2018年 全米オープン

特別推薦で出場の48歳フューリック 最年長優勝へ3打差

2018/06/17 11:41
大会最年長優勝に向けて3打差逆転を狙う48歳のJ.フューリック(Mike Ehrmann/Getty Images)

◇メジャー第2戦◇全米オープン 3日目(16日)◇シネコック・ヒルズGC(ニューヨーク州)◇7445yd(パー70)

48歳のジム・フューリックが、首位と3打差の通算6オーバー7位タイで最終日を迎える。逆転で15年ぶりの大会2勝目となれば、1990年に45歳で優勝したヘイル・アーウィンを抜いて大会史上最年長優勝になる。

グリーンの硬さと風速が増し、通算アンダーパーがフィールドから消えたリンクスコースについて、「このコースは確かに難しい。だからこそ感情的にならないように気をつける」と攻略のポイントを説明。3日間オーバーパーを並べながら、大たたきをしない堅実なプレーに徹している。

15年4月「RBCヘリテージ」を最後に優勝から遠ざかる。同年9月には左手首に骨挫傷を負って10カ月の長期離脱。16年「トラベラーズ選手権」の最終日に世界最少ストローク記録に並ぶ「58」(パー70)を出すなどしたが、成績は下降をたどり、現在の世界ランクは279位。今大会は全米ゴルフ協会(USGA)の特別推薦によって出場権を得た。

快挙の可能性を前にしても、米ツアー通算17勝のベテランは「この出場機会をもらえて感謝している。目の前の一つ一つに集中していくよ」と冷静だった。(ニューヨーク州サウサンプトン/林洋平)

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