松山英樹と小平智は米ツアーで初の同組に
◇米国男子◇AT&Tバイロン・ネルソン 事前情報(15日)◇トリニティフォレストGC(テキサス州)◇7380yd(パー71)
松山英樹と小平智が17日(木)開幕の「AT&Tバイロン・ネルソン」の予選ラウンドで同組に入った。ツアー通算7勝のマット・クーチャーを交えた3サム。ともに優勝経験があり、ツアーメンバーとなった日本勢2人は米国で初めて同じ組でプレーする。
前週の「ザ・プレーヤーズ選手権」で予選落ちしたふたりは、14日(月)から2日続けて当地で一緒に練習ラウンドを行った。アウトコースを回った15日(火)に発表された組み合わせにより、本戦でもプレーをともにすることに。試合で同組に入ったのは、2016年の「日本オープン」3日目以来。同大会で優勝した松山は「アメリカでは初めてなんで楽しみですね」と話した。
週明けからの合同ラウンドについて松山は「この2日間は小平さんが自分(のスケジュール)に合わせてくれたんで回れました」と説明し、2学年の先輩に感謝。小平は「やっぱり先に(米ツアーに)来て成功している人なので、いろいろ話を聞きたい。年は(松山が)下ですけど、こっちでの経験では“先輩”。教えてもらいたい部分がたくさんあるので、話をたくさん聞いていた」という。
アマチュア時代はともにナショナルチームの一員としてプレーしたこともある。「昔から気心知れている仲なので、回りやすい。お互い成長した部分を見せ合えればいいかなと思います」と小平。当時から世界を相手に戦ったとはいえ、すでに米ツアーで5勝を挙げた松山に続き、自身も4月の「RBCヘリテージ」を制し、いま同じフィールドにいる。
「学生時代はまったく思ってもみなかったことがいま起きている。最高峰の舞台で同じペアリングになれるのはすごく幸せなこと。自分たちが目標にしていたところで、日本人同士で回れるのはすごくは光栄」(小平)。今大会は今年からコースが変わったものの、丸山茂樹が2002年に優勝したトーナメント。それも何かの縁かもしれない。(テキサス州ダラス/桂川洋一)