2018年 ウェルズファーゴ選手権

全米プロ以来のクエイルホロー 松山英樹「去年のことは覚えてない」

2018/05/03 07:20
全米プロ以来のクエイルホロークラブ。松山英樹は4週ぶりにツアーに復帰する

◇米国男子◇ウェルズファーゴ選手権 事前情報(2日)◇クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)◇7554yd(パー71)

3日(木)に開幕する「ウェルズファーゴ選手権」の会場のクエイルホロークラブでは昨年、「全米プロ選手権」が開催された。松山英樹は優勝争いの末、同組で回ったジャスティン・トーマスに敗れて5位。周囲の“リベンジ”への期待は大きい。

約9カ月ぶりに再訪した当地について松山には「思うところは何もない。何も。全然、去年のことなんか覚えてないです」と、涙の惜敗を振り返る様子はない。気になるのはメジャーが行われた8月時点とのコースコンディションの違い。「レイアウトは一緒ですけど、イメージがだいぶ全米プロの時とは違う。芝の付き方が別物」だという。

4番ホールには全米プロの時にあったスタンドがなくなった

大会前日の2日(水)には午前からのプロアマ戦に出場し、複数のクラブをテストしながら、グリーン上と周辺のラフを入念にチェックした。当コースは「全米プロ」の前に数ホールが改造され、4番(パー3)ではメジャーの時には設けられた巨大スタンドが、今大会ではなくなった。「あそこはスタンドがあった方がやりやすかった」と視覚的な問題を警戒したが、全体的な攻略ポイントとなるのは、あくまで「一昨年までの(当地での)イメージを出してやること」だ。

終盤16番、17番(パー3)、18番の難関3ホール“グリーンマイル”は健在。「全米プロ」では全選手の平均スコアが対パーで「+1.06」となり、昨年のツアー開催会場で最も難しい上がり3ホールになった。トーマスのほか、ロリー・マキロイ(北アイルランド)、タイガー・ウッズフィル・ミケルソンらがそろったフィールド。今度は笑顔でホールアウトしたい。(ノースカロライナ州シャーロット/桂川洋一)

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