2018年 マスターズ

初マスターズで28位 小平智は国内賞金王にも意欲

2018/04/09 12:42
オーガスタで4日間を戦い抜いた小平智

◇メジャー第1戦◇マスターズ 最終日(8日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7435ヤード(パー72)

初めて挑んだ「マスターズ」は、通算イーブンパーの28位。小平智は「内容はもうちょっと」としながらも、「初出場だから良しとします」と受け止めた。

「71」「74」「71」「72」。最終日も目標とした60台は出せなかった。同組の選手が3Wやアイアンで刻むところを1Wで攻めてボギーにしたり、ショットの適切な落とし場所を知らなかったり…。「取りこぼしが多かった」と、マネジメントが不甲斐なかった。

大会2日目を通算1オーバーで終えたとき、小平は優勝スコアを15アンダーくらいと予想した。その時点で首位は9アンダー。終わってみれば、予想はぴたりと当たっていた。

自分が思い描くゴルフをすれば、そこに届くイメージがある。「言ったら欲張りだけど、60台は2回くらい出せたと思う。きょうも3打くらい損している」。

初出場に“おめでとう”。予選通過に“おめでとう”と周囲は言う。だが、小平本人は「それだけじゃないと思っていた」と、上位で争うことを目指してきた。だからこそ、悔しさも感じている。

海外でも戦えるという自信は、少しずつ大きくなっている。「まだやっている段階だけど、これから確信に変えたいと思う。来週も予選を通って上に行ければ、それが形になってくる」。次週は米ツアー「RBCヘリテージ」(12日~、サウスカロライナ州・ハーバータウンGL) に出場する。

自信は人を強くする。プレッシャーを背負うことも厭わない。「去年はあまり興味がないと言っていたけど、負けて感じるものがあった。獲りたいという気持ちが、負けてから出てきた」と、今年は国内ツアーの賞金王も視野に入れることを宣言した。(ジョージア州オーガスタ/今岡涼太)

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