2018年 マスターズ

ウッズは週末の混戦を予想「73は悪くない」

2018/04/06 11:29
3年ぶりの「マスターズ」。初日を1オーバーで終えたウッズは「悪くない」

◇メジャー第1戦◇マスターズ 初日(5日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7435ヤード(パー72)

3年ぶりに「マスターズ」に復帰したタイガー・ウッズ。スタート前、練習場に現れたウッズを、パトロンたちはスタンディングオベーションで出迎えた。1番ティに登場すると、クラブハウスやパッティンググリーンからも人々が集まってきた。「声援は信じられないくらいすばらしかった」。ウッズは3バーディ、4ボギーの「73」とし、1オーバーの29位で松山英樹らと並び滑り出した。

ウッズは「73は悪くない」とうなずいた。「コースのセットアップを考えると、週末のリーダーボードは混戦になる」と予測する。「逃げるのは難しく、落とすのは簡単だ。週末にはたくさんの選手に優勝のチャンスがあるはずだ」。

前半を1オーバーで折り返したウッズは、アーメンコーナーの11番でティショットを大きく右に曲げた。低く転がした2打目は「すばらしいショットだったけど、パトロンをかすってしまった」と右サイドのファーストカットで止まり、ボギーとした。

続く12番(パー3)は、「ひどいショットだった」と9Iで手前のクリークへ入れたが、ドロップ後の3打目を5mにつけ、これをねじ込みボギーで耐えた。

13番、15番と2つのパー5こそものにはできなかったが、14番、16番でバーディを奪い、後半は「36」。「パー5では良いプレーができなかったけど、後半に2つ取り戻せた。簡単にひどいラウンドになるところだったけど、優勝争いにも踏みとどまった」と評価した。

「ここ数年は食事に来るだけだったけど、今年は目の前のコースをプレーできる。ここにまた戻って来られてうれしい」とウッズ。本当の戦いはここからだ。(ジョージア州オーガスタ/今岡涼太)

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