マスターズで初 ウッズとミケルソンが同組で練習ラウンド
2018/04/04 13:13
◇メジャー第1戦◇マスターズ 事前情報(3日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7435ヤード(パー72)
フィル・ミケルソンは今年で26回目、タイガー・ウッズは21回目の「マスターズ」出場となる。だが、「マスターズ」の歴史において、2人が一緒に練習ラウンドを行ったのは、きょうが初めてのことだった。
月曜日にミケルソンがウッズに声をかけ、当初フレッド・カプルスとトーマス・ピータース(ベルギー)の2サムでする予定だったラウンドに2人一緒に加わった。ラウンドはウッズとミケルソンがペアを組み、カプルス&ピータース組と競うマッチプレー方式だったという。
この豪華なイン9ホールのラウンドは、パトロンたちにとっても極上のエンターテイメントになった。最大の見せ場は15番(パー5)。フェアウェイ左サイドにビッグドライブを放ったウッズは、ショートアイアンの2打目をグリーン左奧に切られたピン手前1.2mにぴたりとつけて、楽々イーグルを奪ってみせた。
その後、ウッズはグリーン奧でアプローチ練習をしているミケルソンのもとに歩み寄った。手に64度のウェッジを持ったミケルソンは、真後ろでウッズが見守る中、ピンに向けて華麗なロブショットを放つと、球はトロトロと転がってジャストイン。パトロンたちは大きな歓声をこだまさせた。
この日、ウッズは13番、15番でイーグル奪取。16番(パー3)でも、奥から下り5mほどのバーディパットをカップに沈めた。
過去2年はチャンピオンズディナーに出席するためだけにオーガスタを訪れていたウッズだったが、今年は体の痛みもなく「その頃に比べると夜と昼だね」と笑った。開幕に向けて、注目度は日増しに高くなるばかりだ。(ジョージア州オーガスタ/今岡涼太)