池田勇太はオーガスタまで連戦 予選落ちも「調子は悪くない」
◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待byマスターカード 2日目(16日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ◇7419yd(パー72)
1オーバーの69位タイから出た池田勇太は「74」とスコアを落とし、通算3オーバーで2打届かず予選落ちした。前半インで1つスコアを伸ばしながら、後半アウトで3ボギー。同じく予選落ちした2011年以来の出場となった大会でのリベンジは果たせなかった。
フロントナインでは2つのピンチをしのいだ。前半14番(パー3)では、左のバンカーのフチに張りついたボールを2打目でピンそば1.5mに寄せてパーセーブ。18番では第1打を右の深いラフに入れた後、池越えを回避しフェアウェイに刻んで、残り54ydをグリーン奥からの下り傾斜も使ってピンそば3mにつけ、ボギーを免れた。
「パーパットを外したのが(悪い)流れになった」と悔やんだのが、折り返し直後の1番。バンカーを渡り歩き、1mのパットがカップに蹴られた。続く2番(パー3)は手前のバンカーから寄せきれずに2パットボギー。予選カットラインが遠のいた。
次週は世界選手権シリーズ「WGCデルテクノロジーズ マッチプレー」(テキサス州オースティンCC)に出場。翌週の「ヒューストンオープン」(テキサス州ゴルフクラブ・オブ・ヒューストン)への参戦も決まり、4月の「マスターズ」まで連戦となる。
ハードスケジュールだが、池田は大一番を控えていても、試合を数多くこなしたいタイプ。「来週はマッチプレーだから、ストロークのゴルフとはまったく別になる」と語り、「ゴルフの調子としては悪くない。(18ホールの)スコアを作るというより、しっかり相手を見ながらやるのは、今の自分は向いているのかなと思います。本当に残念だけど、がっかりする感じではない」と必死に顔を上げた。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)