ミサイル警報でパニックに陥る人も スピース「すごく怖かった」
2018/01/14 15:59
米国男子ツアー「ソニーオープン in ハワイ」が行われている米ハワイ州で13日朝、弾道ミサイルが迫っているとして、住民に避難を呼びかける警報が誤って送信された。誤警報だったと通知されるまでに約40分を要し、ビーチでは泣き叫ぶなどパニックに陥る人も現れた。
出場中の選手たちにも混乱は広がり、世界ランク2位のジョーダン・スピースは「色々な人に電話をかけて情報を聞いた。婚約者のアニーにも電話をかけたし、両親にもかけた。弟から誤配信だったというショートメッセージが届いたけど、すごく怖かった」。前年覇者のジャスティン・トーマスは「なぜかわからないけど僕の携帯に知らせがなかった。他の選手がその(警報の)画面の写真を送ってきてくれて『何が起きているんだ?』と焦って聞いた。でも状況が分かっても、僕に出来ることは何もなかった」と首を振った。
日本から出場している今平周吾は「起きていたけど気づかなかった。ただ、朝チームの人たちと話しました。怖いですよね」。地元メディアによると避難を始めた住民もいて、ホノルル空港では搭乗手続きが一時中断される事態に。その後、同州のイゲ知事はテレビを通じて「職員が間違ってボタンを押した」と謝罪した。(ハワイ州ホノルル/林洋平)