2018年 セントリートーナメントofチャンピオンズ

3パット悔やむ 松山英樹、2018年初ラウンドに「全然ダメ」

2018/01/05 16:09
観客の声援に手をあげてこたえる松山。2018年初戦はまずまずの発進になった

◇米国男子◇セントリートーナメントofチャンピオンズ 初日(4日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7452yd(パー73)

米ツアーの2018年初戦が開幕し、松山英樹は「70」で回って3アンダーの7位につけた。5バーディを奪ったが、パットに苦しみ2ボギー。警戒したグリーンのタッチに「あわせられなかった」と悔しがった。

強風の中での1カ月ぶりの競技は、出だしにつまずいた。リッキー・ファウラーとの2サムラウンドは1番で返しのパットがカップに蹴られて3パットのボギー発進。ショットをピンに絡めた4番から連続バーディを奪ったが、流れに乗りかけた6番(パー4/398yd)で、フォローの風を利用してティショットをカラーまで運んだが、17mのイーグルパットを大きくオーバーさせてパー止まり。

後半13番でも1.5mほどのパーパットがカップをかすめると落胆の表情を見せた。例年よりも重く仕上がったバミューダ芝に「昨日までとは(グリーンの速さは)変わってきている。速いところは速い。それを気にしたら大きくショートしたりする」と適応に苦しんだ。

計31パットを要してグリーン上でフラストレーションを溜めたが、終盤は17番で5mを沈めてパーを拾い、2オンした18番(パー5)では2mを残しながらバーディ締め。「全然ダメだったけど、最後の方は拾えた」。

ショットに関しては「良い部分を探す方が大変だけど、思ったよりは悪くなかったのでビックリした」。スイングに修正を加えている段階ではあるが、4つのパー5では3度2オンに成功し、14ホールでパーオンした。「修正しないといけない点はある」とした上で、「そこを修整できたら面白い」と期待を込めた。

首位と3打差で滑り出した新年幕開けの初ラウンドを終えると、自らに厳しい25歳は「(きょうは)0点です」と言い切った。「もっとスコアを伸ばしていかないと良い位置で回るのは厳しい。思ったよりも悪くなかった、というだけ」と話し、夕日に照らされた練習場に向かった。(ハワイ州カパルア/林洋平)

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