安定感はどこへ? 松山英樹は下位から抜け出せず
2017/10/27 18:39
◇世界ゴルフ選手権◇WGC HSBCチャンピオンズ 2日目(27日)◇シェシャンインターナショナルGC(中国)◇7266yd(パー72)◇
フェアウェイキープ率は50%に低迷し、グリーン上では3度の3パットに顔をしかめた。ディフェンディングチャンピオンの松山英樹は、2日目も3バーディ、3ボギー1ダブルボギーの「74」とスコアを落とし、通算4オーバーの66位と下位に沈んだ。
序盤2番(パー5)は、3打目を1.5mに寄せながら、決めきれずにパーとした。7番はショートアイアンの第2打を、外してはいけないグリーン左奧へと落としてボギーを叩き、8番(パー5)は、2オンに成功しながらファーストパットを大きくショートさせて3パットのパー止まり。「どこも目指すところがなくなってしまうくらい悪い」と、ティショット、アイアン、パットともに精彩を欠き、険しい表情で一点を凝視した。
同組で回った世界ランク1位のダスティン・ジョンソンは、この日9アンダー「63」というビッグスコアを叩きだして通算13アンダーの首位に立った。2人の差は17打。18番グリーン脇の松山は、通算2オーバーとしたジョン・ラーム(スペイン)とともに、悪夢を振り払うように笑いあった。
「これだけ悪いと、スコアどうこうより自分のよいものを求めてやっている。でも、なかなかそれもないし結果にもつながらない。週末になにか、スコアでもいいし、いいものが見つかるようにしたい」と“きっかけ探し”は続いている。予選落ちのない4日間。週末の戦いも無駄にはしない。(中国・上海/今岡涼太)