「世界で戦うには飛距離が必要」片岡大育が得た確信
2017/10/24 20:11
◇世界ゴルフ選手権◇WGC HSBCチャンピオンズ 事前情報(24日)◇シェシャンインターナショナルGC(中国)◇7266yd(パー72)◇
一度は潰えたはずのチャンスが、再び片岡大育に巡ってきた。「日本オープン」のエントリーにからんで一度はあきらめた「WGC HSBCチャンピオンズ」だったが、有資格者の辞退により、出場機会を得た。「(CIMBクラシックに出なくて)やっぱり後悔しましたから…」という片岡にとっては、この試合の価値がより一層感じられることだろう。
月曜、火曜と18ホールずつの練習ラウンドを行った。途中、片岡がティショットに1W、2打目に3Wを打ってようやくグリーンに届かせた長いパー4で、ちらりと後ろの外国人選手を見てみると、ショートアイアンでグリーンをとらえていた。この日、一緒に回った谷原秀人にも口を酸っぱくして言われたという。「『そんなのが、うじゃうじゃいるから』って」。
「僕は日本だと“絶対曲げないティショット”というような課題を持ってやっている。だから、曲げたくないという思いがあるけど、こっちの外国人選手たちは“多少曲がってもいいや”という気持ちでやっていて、そこに大きな差を感じる。世界で戦うには、そういう気持ちを持たないといけない。飛距離アップが絶対的な要素だし、体技心の体にこだわってやっていかないといけないと思った。そこが一番大きな収穫です」。開幕2日前にして、すでに刺激でいっぱいの様子だった。(中国・上海/今岡涼太)