谷原秀人と宮里優作、リンクスの風への対応は?
2017/07/20 07:34
◇海外メジャー◇全英オープン 事前情報(19日)◇ロイヤルバークデールGC(イングランド)◇7156yd(パー70)
「全英オープン」6度目の出場となる谷原秀人と、3度目の宮里優作。大会前日は松山英樹を含む3人での練習ラウンドで、フェアウェイやグリーンが硬く、風が吹き抜けるリンクスコースでの戦いへ最終準備を整えた。
3週間前のフランスからスイング改造に着手している谷原は、2週間前のアイルランドで「そこそこ」という手応え。体に負担の少ないスイングへと変えている途中だが、「頭で考えながらやるから、力む部分はある。練習場くらいに出来れば」と、まだ変化の途上だ。
「感覚が全然追いついていないから、低い球とか打てないです」と苦笑い。「その中でも、球を右に置くとか、ティを低くするとか工夫はしているけど…」というが、谷原が意識するのはリンクスへの対応力だ。「状況がコロコロ変わるから、どれだけ落ち着いて対応できるか。そこしかないです」と、スイングよりも状況判断に重きを置く。
一方の宮里は、2週間前からブリヂストンの新しいボール「TOUR B X」を実戦投入。「(球が)強くなっている感じはある」というものの、やはりリンクスの風は「木がない分、打ち出しからずっと持っていかれる。重い感じがある」と警戒を怠らない。
低い球を打つという選択肢もあるものの、「飛距離も出さないといけなし、コントロール重視で行きたい」と、風を読んで、風を利用しながらの攻略をイメージしている。(英国サウスポート/今岡涼太)