2017年 WGCメキシコ選手権

世界ランクアップのチャンス到来 谷原秀人は18位で最終日へ

2017/03/05 10:10
18位で最終日へ挑む谷原秀人。オーガスタも少しずつ見えてきた?

◇米国男子◇WGCメキシコ選手権 3日目(4日)◇チャプルテペクGC(メキシコ)◇7330yd(パー71)

初日の出遅れを2日目「67」で取り戻した谷原秀人が、この日も順調に4アンダー「67」とスコアを伸ばし、通算4アンダーの18位へと上昇した。一方の池田勇太は、1オーバー「72」と1つ落として通算8オーバーの68位。

谷原は、初日に続きこの日もスタートから2連続バーディで飛び出した。5番、7番と2つのボギーを喫したが、8番でバンカーから16ydを直接沈めて、悪い流れを断ち切るバーディ奪取。「落ちどころがダウンヒルで、ほぼ止まらないというのが入ってくれた。ああいうのがないと、やってられないですよね(笑)」。

3つ伸ばした前半に対し、後半は最終18番で7mを沈めたバーディ1つ。「昨日よりはショットがいくぶん悪かったので、それが伸ばせなかった要因かな」と、再び左へ行く傾向が出始めたロングショットを課題とした。

それでも、上位が見える位置で最終日へと駒を進める。前週までの世界ランクは56位。「淡々とやりますよ」と笑う谷原だが、ランク50位入りでの4月「マスターズ」出場に向け、大きなチャンスが巡ってきた。

どうにも運が巡ってこない。池田勇太は最終日こそアンダーパーをマークしたい!

一方、日に日にスコアは良くなっているものの、この日もオーバーパーの「72」に終わった池田。「そこまでひどいゴルフじゃない」と、運に恵まれていないことも痛感している。「明日は18ホール、しっかり悔いの残らないプレーをしたい。運も味方につけて、気持ち良くこの地を去りたい」と、抱負を語った。(メキシコ・メキシコシティ/今岡涼太)

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