借金帳消しの谷原秀人“あきらめ悪く”週末へ
2017/03/04 11:12
◇米国男子◇WGCメキシコ選手権 2日目(3日)◇チャプルテペクGC(メキシコ)◇7330yd(パー71)
病み上がりの谷原秀人が盛り返した。開幕前日は1日中寝込んでいたが、初日の4オーバーを2日目の6バーディ、2ボギー「67」できっちり取り返して、通算イーブンパーの36位に浮上。「大きいですね」と笑顔を見せた。
初日は1Wショットが左に行く傾向があったが、この日は「まだ少し違和感はあるけれど、フェアウェイには打てている」と、14ホール中で前日の「5」から「11」へとフェアウェイキープも増加した。「きっちりフェアウェイキープできれば、アンダーパーを出せると思う」と、力強くうなずいた。
4月の「マスターズ」出場を目指し、今週は少しでも多くのポイントを稼いで世界ランキングを上げたいところ。「あきらめ悪くいきますよ」と、集中力も高まっている。
「ご飯はやっと食べられるようになってきたし、だいぶ回復したと思う」と、体調も上り調子。この日は上村朋宏キャディの誕生日で、夜はチームでパーティも予定されているそうだが、「僕は大丈夫です、暴れません。こっち(キャディ)は暴れさせておきます」と、プロの自制心を顕示した。(メキシコ・メキシコシティ/今岡涼太)