谷原秀人と小平智は最終日の失速に悔い シンガポールで日本開幕戦へ
2017/01/16 15:48
◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 最終日(15日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
10位からスタートした谷原秀人は2バーディ、2ボギーの「70」とし、通算11アンダーの27位タイに後退。28位から出た小平智も2バーディ、3ボギーの「71」で通算8アンダーの49位に順位を下げて4日間を終え、悔しさをにじませた。ともに15日夜にハワイを発ち、次週シンガポールで開催の日本ツアー今季初戦「SMBCシンガポールオープン」に出場する。
谷原は、3日目に左に曲げていたアイアンショットを修正できず、スコアメークに苦しむ展開。3日目まで60台を並べながら、最終日の失速により目標のトップ10入りを逃した。「やっぱり最終日に伸ばしていかないといけないのかな、というのが分かった。今後どういう練習をしていかないといけないのか、いろいろ勉強になります」。
上位に食い込めば、世界ランク55位からのジャンプアップも狙えただけに「悔しさでいっぱい」と表情を硬くした。昨秋から目標に掲げてきた「マスターズ」出場を目指し、次週からの日本ツアー2連戦、3月の「WGCメキシコ選手権」などでランクを上げ、3月27日までの世界ランク50位入りを目指す。
小平は1番でフェアウェイからグリーン手前のガードバンカーに落とし、ボギーを先行。「出だしがあまり良くなかったので、そこを取り返すのに必死になった。風も強くてなかなかチャンスにつかなかったし、悔いが残るラウンド」とその後も耐える展開が続き、3日目を終えて誓ったサンデーチャージはかなわなかった。
「その中でもあきらめずにしのぐこともできていたので、そこは成長と感じてプラスに考えたい」と、前を向いた。(ハワイ州ホノルル/塚田達也)