2017年 ソニーオープンinハワイ

賞金1位の座譲る 池ポチャ2回の松山英樹、ショットの感触は?

2017/01/16 13:54
11番パー3の1打目が手前のガードバンカーに突き刺さり、松山英樹は肩を落とした

◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 最終日(15日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

最終日を16位からスタートした松山英樹は、前半3番でダブルボギーをたたくなど序盤につまずき、5バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「69」でホールアウト。通算11アンダーの27位タイで4日間を終えた。トップに立っていたフェデックスランクと賞金ランクは、優勝したジャスティン・トーマスに抜かれ、いずれも2位に後退した。

過去4回の出場で予選落ち3回、3日目のセカンドカット1回。苦しめられ続けたコースで、今年は4日間60台を並べたが、納得の表情は見えなかった。この日は「良いショットが1回か2回しかなかった」と、アイアンショットが序盤に乱れた。

出だしの1番では、フェアウェイから2打目のフィニッシュをピタリと決めたものの、ボールはグリーン手前のガードバンカーへ。パーでしのいだが、2番では3Iの1打目を左の池に落としてボギーが先行した。続く3番では、3Iの1打目を左の池近くのラフに入れると、2打目がグリーン手前の池に消えてダブルボギー。サンデーバックナインを前に上位の背中は遠のいた。

ただ、3日目を終えて「方向性が固まってきた」というアイアンのフィーリングは「そんなに悪くはない」という。「きのうみたいに、もっと打てるように練習したい」と、つかみかけている感覚を確かなものにするため、次週のオープンウィークも一心にクラブを振り続ける。

松山の次戦は、米国本土の2017年初戦となる2週間後の「ファーマーズインシュランスオープン」。さらに翌週は、ディフェンディングチャンピオンとして「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」に出場する。(ハワイ州ホノルル/塚田達也)

2017年 ソニーオープンinハワイ