米国男子ツアー

「65」で通算6アンダー ウッズ「もっと伸ばさなくては」

2016/12/03 08:29
周囲の不安を蹴散らしたウッズ。主役がゴルフ界に帰って来た

◇米国男子◇ヒーローワールドチャレンジ 2日目(2日)◇アルバニーGC(バハマ)◇7302yd(パー72)◇

出場18選手中17位から出たタイガー・ウッズが7バーディ、ボギーなしの「65」でプレーし、通算6アンダー9位に浮上した。自身が大会ホストを務める1年3カ月ぶりの復帰戦。試合前は途中棄権を予想する声も囁かれたが、力強いガッツポーズを見せるなど周囲の不安を蹴散らした。通算12アンダーで世界ランク6位の松山英樹、同3位のダスティン・ジョンソンが首位に立っている。

世界ランク30位以内の選手たちで構成されたトッププレーヤーたちの舞台。同ランク898位の元世界王者が、この日3番目に良いスコアを叩きだして上位争いに割り込んだ。

4つ伸ばして迎えた12番(202yd/パー3)。鋭いアイアンショットを放つと、ピン手前約8mに着弾。ボールはカップに向かって転がりカップそばにピタリ。5つ目のバーディを奪取した。

14番から連続バーディを奪い16番。6mのパーパットを残したが、高速グリーンにあわせ、丁寧にパットするとフックラインに乗り、カップに吸い込まれた。大歓声を受けると、力強く握った拳を2度上下に振った。「スコアカードにボギーをつけずに済んで本当に良かったよ。ボギーなしのラウンドは気分が良いものだ」とPGA公式ホームページで話した。

さらに、「僕はもっとスコアを伸ばさなくてはならない。日曜日に追い上げるためには、あす2桁アンダーまでいかないといけないと思う」とウッズは話している。