2016年 ISPSハンダW杯ゴルフ

松山英樹&石川遼 開幕前週から“ガチ”モード

2016/11/19 17:53
日本代表の松山英樹と石川遼は大会前週からコースで練習を行っている

◇国・地域別対抗戦◇ISPSハンダ ゴルフワールドカップ 事前情報(19日)◇キングストン・ヒースGC(オーストラリア)

日本代表はどこのチームよりも本気モードで準備を開始した。松山英樹石川遼は開幕1週間前の17日(木)にオーストラリア入り。日本勢3度目の優勝に向け、初夏の南半球でさっそく調整を行っている。

厳しい寒さに包まれた前週の国内ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」を制した松山と、灼熱のメキシコで開催の米ツアー「OHLクラシックatマヤコバ」に出場した石川。ふたりは成田で落ちあい、同じ全日空機で海を渡った。

メルボルンの南東郊外にある会場のキングストン・ヒースGCは「オーストラリアオープン」などを過去に開催。一般営業日だった18日(金)にコース入りした際には、ともに同GCのメンバー同伴で練習ラウンドをスタート。19日(土)は午後から18ホールをチェックした。大会を翌週に控えた場内は会場設営の最中で人はまばら。コンビでプレーしていたのは日本チームだけで、運営のアメリカPGAツアーの関係者も「こんなに早く来ているなんて…」と驚くばかりだった。

周囲の閑散とした雰囲気など気にする様子もなく、松山と石川は黙々と練習。今大会は初日と3日目はフォーサム(1つのボールを交互に打ったスコアを記録)、2日目と最終日はフォーボール(それぞれのボールをプレーし、1ホールごとにペアで良い方のスコアを記録)が採用される団体戦。ふたりはそれぞれが使用するボールとは別に、交互に打つボールも設定してプレーしていた。

互いのスパイクやシャツには日の丸が入ったデザインにマイナーチェンジ。夕食もともにし、同じ釜の飯を食いながら日々結束を強めている。(オーストラリア・メルボルン/桂川洋一)

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