2016年 リオデジャネイロ五輪

痛恨ロストボール…片山晋呉の13番ダブルボギー

2016/08/12 05:12
ティショットの行方を不安そうに見つめる片山晋呉

リオデジャネイロにあるオリンピックGCで開幕した五輪男子ゴルフの初日、片山晋呉は2バーディ、3ボギー1ダブルボギーの3オーバー「74」(パー71)で回って、50位タイ。首位と11打差と出遅れた。

「フワフワしてしまって、優勝争いとも違う、味わったことのないテンションだった」というスタート直後。片山は2番でボギーを先行させたが、3番で4mを沈めてバーディとすると、6番(パー3)でも3mを流し込み、前半を1アンダーで折り返した。

だが、この日は同組で回ったオーストラリアのマーカス・フレイザーが、前半だけで4連続を含む5バーディ(1ボギー)と大爆発。片山よりも長いパットをどんどんカップに流し込み、「見れば見るほど力が入った。行かなきゃいけない、でも守らなくちゃいけないというのがごちゃまぜになってしまった」と惑わされた。

イーブンパーで迎えた13番。片山はティショットでフェアウェイを捉えたものの、ライは極端な左足上がり。「左足上がりで左からの風。今でもどうやって打てばいいか分からない」と振り返るショットは、引っ掛かってグリーン左の林の中へと消えた。ボールを見つけられず、ロストボールで痛恨のダブルボギー。結局3オーバーでのフィニッシュとなった。

「(コースは)難しいと思っていたけど、上の人は難しくないんでしょうね。僕は練習ラウンドからパープレーが最高だと思っていました」と目を丸くし、リーダーボードを見上げた。「パッティングは良いから、なんとかなってくれたらと思う。すごく苦しいけど、アンダーパーを出していくだけでしょうね」と、残り3日間の戦いを無心で見据えた。(ブラジル・リオデジャネイロ/今岡涼太)

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