2016年 リオデジャネイロ五輪

ブラジルでの五輪ゴルフ 最終日のチケットが売り切れる

2016/08/10 16:55
18番グリーン脇に設置された大スタンドは、米ツアーでもなかなかお目にかかれないサイズ。最終日はここが人で埋め尽くされる?

11日に開幕するリオデジャネイロ五輪の男子ゴルフで、メダルの行方が決まる最終日(14日)の観戦チケットが完売した。112年ぶりの競技復帰で人気が懸念されたゴルフだが、男子の最終日は、会場のオリンピックGCが多くのギャラリーで満たされることになりそうだ。

ゴルフ会場の観客収容人数は1万5千人とされているが、会場で取材に対応した大会組織委員会のスタッフによると、チケットの発売枚数は各日1万2千枚で、チケット価格は、男子、女子ともにメダルが決定する最終日のみ100レアル(約3235円)。半額の50レアルに設定されている男女初日から3日目までと、女子の最終日はまだチケットが残っている(9日現在)。

五輪ゴルフでは、ビーチやカーニバルに象徴される飲んで歌って騒ぐことが大好きなリオデジャネイロ市民(カリオカ)の気質や、世界ランク上位選手が相次いで出場辞退したフィールドなどもあって、その人気度が関係者の関心のひとつとなっていた。

9日現在のチケット販売状況を見ると、ゴルフ以外の競技でも、すべての日程で完売したという競技はほとんどない。

チケットの価格や観客収容人数を加味せず、「完売」だけを頼りに判断すれば、バレーボールや水泳、柔道、バスケットボールは人気が高そう。地元ブラジルの金メダルへの期待も大きいと聞く男子サッカーは、決勝戦こそ完売しているものの、準決勝のチケットはまだ購入できる状況だ。(ブラジル・リオデジャネイロ/今岡涼太)

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