ついに米国選手が初めてリオ辞退 世界2位D.ジョンソンが表明
2016/07/09 18:05
8月のリオデジャネイロ五輪について、今年の全米オープンを制した世界ランキング2位のダスティン・ジョンソン(米国)が8日、出場辞退を表明した。世界1位のジェイソン・デイ(オーストラリア)、松山英樹ら、男子ゴルフでは世界トップランクの選手のリオ五輪出場見送りが相次いでいるが、米国選手の辞退は初めてとなる。
米メディアが一斉に報じた。CBSによると、ジョンソンは声明を発表し「米国を代表して五輪に参加するのはアスリートとしてこの上ない名誉だが、家族やチームと熟慮した結果、辞退を決めた。ジカウィルスへの懸念は無視できない」と述べた。
さらに「(フィアンセの)ポーリーナと僕は近い将来、また子どもを授かりたいと思っている。僕自身や彼女、家族のために危険にさらされるわけにはいかない。この決断に批判が出ることも承知しているが、どうか理解して支えてほしい」とつづった。
男子ゴルフではほかに、ロリー・マキロイ(北アイルランド)、アダム・スコット(オーストラリア)らも五輪辞退を表明。米メディアでは、世界3位のジョーダン・スピース(米国)も出場しないのではないかとの観測が浮上している。