2016年 ザ・メモリアルトーナメント

「感染しても世界の終わりではない」 マキロイがリオ五輪出場へ意欲

2016/06/03 13:26
「僕は五輪に出ようと思っているんだけど・・・」そんな会話が聞こえてきそうだ。(Sam Greenwood/Getty Images)

ジカ熱の感染拡大で揺れるリオデジャネイロ五輪へ向け、世界ランク3位のロリー・マキロイ(アイルランド=五輪)が出場する意向を表明した。米国男子ツアー「ザ・メモリアルトーナメント」の会場で「プレーする準備はできた」と語った。

現在の婚約者と数年以内に家族を持つ考えを明らかにしているマキロイは先月23日、ブラジルでのジカ熱の流行に懸念を示して、「今はリオに行く準備をしているが、家族への影響を第一に考えないといけない」と語っていた。

「それ以降(専門家に)助言を求めてきた。この10日間あまりで安心した」と話したマキロイは、「もし感染したとしても、6カ月経てば体から出ていく。それが世界の終わりではない」と、出場への決断理由を明らかにした。

ジカ熱に有効なワクチンは現時点で存在しないが、すでにA型肝炎、腸チフスの予防接種のほか、ブラジル渡航にあたって推奨される予防的措置を講じたという。(オハイオ州ダブリン/今岡涼太)

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