2016年 全米オープン

36ホール短期決戦は好相性?谷口徹が10回目の全米OPへ

2016/05/23 19:07
無尽蔵のスタミナを持つ48歳。2位通過の谷口徹が10回目の「全米オープン」出場を決めた

海外メジャー「全米オープン」(6月16日~/ペンシルバニア州・オークモントCC)の出場権をかけた日本地区最終予選会が23日、兵庫県の東広野ゴルフ倶楽部で行われた。1日36ホールを通算7アンダーの2位で通過した谷口徹が、2年ぶりの出場を決めた。出場は通算10回目で、日本人では青木功の9回を抜いて2番目の多さとなる。最多は尾崎将司の13回。

2ラウンド目の最終9番(パー5)ではグリーン左手前のエッジからチップインバーディを奪った。「プレーオフだけは嫌だったので、何とか入れたかった」と右手で何回もガッツポーズ。予選会からの出場は6回目となり「何なんですかね。ステディにはやろうと心がけていますけど、自分には向いているのかもしれませんね」と、今年も短期決戦での勝負強さを見せつけた。

谷口は前回オークモントCCで開催された2007年大会を経験しており、予選カットに遠く届かない通算13オーバーで予選落ち。「グリーンとフェアウェイのアンジュレーションが強くて、メチャクチャ難しかったイメージしかない。とりあえず体調をしっかり整えて頑張りたいです」と、当時は手も足も出なかった難コースへの再挑戦に臨む。

今週の国内男子ツアー「ミズノオープン」は7月の海外メジャー「全英オープン」の予選会も兼ねており、上位4人に出場権が与えられる。「全英も行きたい。全米はゲットしたので、いろいろな意味で大きな1週間になると思う」。48歳の世界に向ける意欲は、どこまでも貪欲だ。(兵庫県三木市/塚田達也)

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