2016年 AT&Tバイロン・ネルソン選手権

マスターズ自滅「かなり昔の話」 スピースが2位に浮上

2016/05/21 10:34
地元テキサスでの初勝利へ期待のかかるジョーダン・スピース(Scott Halleran/Getty Images)

週末に向け、ジョーダン・スピースが好位置に上がった。スピースの地元、テキサス州ダラスで行われた「AT&Tバイロン・ネルソン選手権」2日目。初日の「64」に続き、この日「65」で回ったスピースは、通算11アンダーとして首位と1打差の2位につけた。

16歳のアマチュアだったスピースが、初めてPGAツアーに出場したのは2010年の今大会。16位で終えたその年が、今年で6回目の出場となる今大会での自己ベストのまま。ツアー通算7勝を挙げているが、これまでテキサス州で未勝利なのも今大会へのモチベーションが高い理由の1つだ。

2日間のパーオン率は91.7%で堂々1位。だが「グリーンの大きさに助けられている。ミスをしても、まだグリーンに載っている」と、ショットの状態は万全ではない。「(ホールアウト時点での)首位タイにいるような気分ではないし、アイアンショットはいつもの感触ではない。でも、パッティングは自分が望む状態だ」と説明した。

4月の「マスターズ」では、最終日のバックナインに崩れて自滅したが「それは、かなり昔の話に感じる」とスピースは言う。前週の「ザ・プレーヤーズ選手権」の予選落ちを経て、今週は期待通りに優勝戦線へと顔を出した。(テキサス州ダラス/今岡涼太)

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