スピースも脱帽…アマチュアのマッコイが4位に
2016/03/14 09:12
フロリダ州のイニスブルックリゾートで行われた米国男子ツアー「バルスパー選手権」。22歳のアマチュア、リー・マッコイが通算4アンダーで4位タイに入った。
アンダーアーマーのポロシャツに、スーパーストロークのグリップが装着されたパターをクロスハンドで握る。同組で回った“本家”ジョーダン・スピースを差し置いて、ジョージア大の4年生はひょうひょうとプレーした。3日目の「66」に続いて、最終日は「69」をマークした。
大会連覇を狙ったスピースは、通算イーブンパーの18位に終わり「(大学時代の)3、4年前に一緒にプレーしたことがあったはず。彼はすでにここでプレーする準備ができている。僕のパフォーマンスはリーほど良くなかったね。ジャッジがうまくいかなかった」と脱帽した。
昨年は英米アマチュア対抗戦「ウォーカーカップ」の米国代表にも選ばれたマッコイ。コース近郊のフロリダ東部で育ち、過去の大会にはギャラリーとしても足を運んでいた。3日目には2011年大会を制したゲーリー・ウッドランドと同組でプレーし「あなたが優勝したとき、僕はここで見ていました」と、あいさつした。
「この世のこととは思えないくらいの気分。僕はずっとこの試合で木曜日にスタートすることをずっと夢見てきた。それが日曜日に世界ナンバーワンの選手と一緒にプレーすることになるなんて。きょうは何度かほおをつねったよ」
地元紙によると、父のテリーさんの職業は財務アドバイザーで、クライアントにはプロレスラーのハルク・ホーガンがいるとか。マッコイはカナディアンツアーのQT受験を予定しており、今年のカレッジゴルフのシーズン終了後にプロ転向する見込みだ。(フロリダ州パームハーバー/桂川洋一)