2016年 ザ・ホンダクラシック

「先週も今週も良くない」岩田寛は2戦連続予選落ち

2016/02/27 09:23
日没間際にホールアウトした岩田寛は2戦連続の予選落ちを喫した

米国男子ツアーのフロリダシリーズ初戦「ザ・ホンダクラシック」2日目。5オーバーからスタートした岩田寛は2バーディ、3ボギーの「71」(パー70)と巻き返せず、通算6オーバーの93位タイで2戦連続の予選落ちを喫した。

第1ラウンドを終えた段階で106位。カットラインとは3打の差があった。前半インは、好リカバリーから必死にパーを拾ったが、結局3ボギー。18番(パー5)では2オンを狙ったアイアンショットを右サイドの池に打ち込んだ。

後半の2番で、残り171ydの2打目をピン奥1.5mにつけて最初のバーディを決め、続く3番(パー5)は2オンから2連続としたが、後が続かなかった。バーディパットを打ち続けた折り返し後のプレーについても「何も思わないです。風が止んだので」と言葉少な。状態は「先週も今週もどちらも良くないですね。練習します」と、うつむいた。

この日は午後1時35分のスタートで、全体の最後の組。前半から、前の組のプレーを1ショットごとに待機するシーンが相次いだ。終盤は同6時19分の日没間際のプレーを強いられた。岩田は「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」での4位などの好成績により、前週末の今季2回目のリシャッフルで、下部ツアー出身選手の出場優先順位を29位から12位に上げた。だが、予選ラウンドの組み合わせでは依然として厳しい条件を突きつけられている。

ルーキーはただ這い上がるしかない。次週「WGCキャデラック選手権」は出場権がない。その翌週の「バルスパー選手権」には参戦できる見通しで、オープンウィークはフロリダで調整予定。「ゆっくり考えます」。復調のときを多くの人が待っている。(フロリダ州パームビーチガーデンズ/桂川洋一)

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